企業向けの安否確認アプリおすすめ5選!選び方・注意点も解説

緊急事態が発生した時、企業は従業員の安全を確認する必要があります。
そのためにおすすめなのが、安否確認アプリです。
安否確認アプリを使えば、従業員が離れた場所にいても無事であるかどうかを知ることができるため、安心感があることはもちろん、もしもの場合は早めの対処を取れるメリットがあります。
この記事では、おすすめの企業向けの安否確認アプリや、その選び方、注意点についてご紹介します。
企業向けの安否確認アプリとは?
企業向けの安否確認アプリとは、地震や火災などの緊急事態が発生した時に、従業員の安否を確認できるツールです。
近年、災害や感染症など、全国的に被害を受ける事案が多く発生しており、従業員の安全を確認できるツールの需要が増しています。
従業員も、アプリを使って自分の状態を報告できるため、不安な状況の中でも連絡が取れ、安心感を得られるでしょう。
【企業】安否確認アプリおすすめ5選
企業向けの安否確認アプリにはさまざまな種類があります。ここでは、おすすめの安否確認アプリを5つご紹介します。
Biz安否確認/一斉通報(NTTコミュニケーションズ株式会社)
参照元:安否確認サービスならBiz安否確認/一斉通報|ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
「Biz安否確認/一斉通報」は、地震などの災害発生時に自動で安否確認を行える、NTTコミュニケーションズのサービスです。
このシステムでは、事前に設定しておいた震度以上の揺れを感知すると自動的に安否確認の通知が配信され、従業員の回答が自動で集計されます。
データセンターは震度7にも耐えられる設計で、災害時も稼働するため、緊急時にも頼りになります。
地震のような大きな災害のほかにも、台風などの注意喚起、感染症流行時の健康確認にも活用できるのが大きな特徴です。
セコム安否確認サービス(セコム株式会社)
参照元:セコム安否確認サービス|災害時支援サービス|防火・防災・設備監視|法人向けセキュリティ対策・防犯対策のセコム
「セコム安否確認サービス」は、完全に機械だけに頼るのではなく、経験豊富なスタッフによる24時間365日対応で災害時の初動をサポートしてくれるツールです。
災害情報の信頼性をしっかりと確認した上で、素早く管理者に通知するので、誤報を避けた対応が可能です。
また、安否確認だけでなく、事業継続や再開をサポートしてもらえるため、災害訓練や相談窓口などのサービスも充実しています。
エマージェンシーコール(インフォコム株式会社)
参照元:危機管理のICTソリューション(安否確認と情報共有)|インフォコム株式会社
「エマージェンシーコール」は、緊急時に従業員の安否確認や指示を、スマホアプリや電話、メール、LINE、FAXなどのさまざまな手段で行えるシステムです。
通信環境が不安定になりやすい災害時でも対応できるように開発されており、東日本大震災でも問題なく稼働した実績があります。
これがきっかけで、他社のシステムからの移行が増えました。
安否確認だけでなく、確実に連絡が取れる手段として、多くの企業に選ばれています。
ALSOK安否確認サービス(綜合警備保障株式会社)
参照元:防犯とセキュリティ対策の会社 ALSOK(アルソック)
「ALSOK安否確認サービス」は、緊急時に従業員の安否をすぐに確認できるシステムです。
震度5弱以上の地震が発生した場合に、従業員全員へ自動で安否確認メールを配信します。
自動集計機能もあるため、一人ひとりの状況を把握しやすく、危険にさらされている場合は迅速に対応できるのが特徴です。
CSP Life Support Mail(セントラル警備保障)
「CSP Life Support Mail」は、地震や津波などの自然災害発生時に自動で安否確認を行えるシステムです。
震度5強以上の地震や津波の到達が確認されると、従業員とその家族に自動で安否確認メールを送信します。
従業員が返信すると管理画面で結果をすぐに確認できます。
災害時に従業員だけでなくその家族の安全も確認できるため、多くの命を守るシステムと言えるでしょう。
企業向けの安否確認アプリの選び方は?
上記でご紹介した安否確認アプリは、どれも機能が充実しているため非常におすすめです。
もし、他にも選択肢があって検討中の場合は、ここでご紹介する選び方を参考にしてみてくださいね。
どのデバイスにも対応したアプリであるか
どのデバイスにも対応できるアプリであるかはとても重要です。
スマートフォンやタブレット、パソコンなど、多くのデバイスに対応しているアプリを選ぶことで、従業員がどこからでもアクセスでき、安否を知らせることができます。
緊急時は通信環境が限られることもあるため、Wi-Fiだけでなくモバイルデータでも利用可能なアプリを選びましょう。
費用が予算に合っているか
安否確認アプリの導入にあたって、コストも大切なポイントです。
月額料金や初期費用など、企業の予算内に収まるかを確認しましょう。
単に安いだけでなく、コストと機能のバランスが取れていることも重要です。
企業の規模に応じたプランが用意されていることもあるため、必要な機能を無駄なく利用できるサービスを選びましょう。
操作がしやすいか
緊急時に迷いなく利用できるように、誰もが簡単に操作できるものを選びましょう。
複雑な操作が必要なアプリだと、混乱を招きやすく、いざという時にうまく使えない可能性もあります。
普段ITに慣れていない人でも安心して利用でき、全員がすぐに安否報告を行える環境を整えましょう。
企業向けの安否確認アプリの注意点
企業向けの安否確認アプリは便利な一方で、注意点もあります。
ここからは、安否確認アプリの注意点を3つご紹介します。導入の際にはぜひこれらのポイントに気をつけてくださいね。
使い方を忘れないようにこまめに訓練を行う
安否確認アプリは、緊急時に確実に活用できることが重要です。
そのため、いざというときに慌てずに使用できるよう、こまめに訓練や確認の時間を設け、従業員全員がアプリの使い方を身につけられるようにしましょう。
また、訓練を行うことで実際の使用感を確かめることができます。アプリをスムーズに機能させるためには、全員が正しく使えるように訓練をしておきましょう。
個人情報の取り扱いには十分な注意が必要
安否確認アプリには、氏名や連絡先などの個人情報が登録されるため、情報の取り扱いには十分に注意しましょう。
セキュリティ対策が十分に施されているか、またデータの保管方法やアクセス制限ができるアプリであるかをチェックしましょう。
情報漏洩のリスクを避けるためには、セキュリティがしっかりしているアプリを選ぶことと、管理を徹底することが必要です。
安否確認アプリに頼りすぎないような対策も必要
安否確認アプリはとても便利ですが、万が一アプリにアクセスできない場合の対処法を決めておくことも大切です。
緊急時には、通信障害やアプリの不具合が発生する可能性もあるため、電話やメッセージを使った連絡手段も並行して決めておきましょう。
いざというときに全員の安全を確保するために、アプリに依存しすぎず、他の連絡方法も整備することが安心につながります。
安否確認アプリでお悩みの方は日本BCP株式会社にご相談ください
この記事では、企業向けの安否確認アプリについてご紹介しました。
安否確認が必要になるほどの緊急事態が発生した場合、自分の安否を伝えられる手段があることは非常に心強く感じられます。
また、従業員の安否を知ることで、取るべき対処が明確になります。
もし現在、安否確認アプリについてお困りの方は、日本BCP株式会社にご相談ください。
緊急時に命を守る対策のために、サポートさせていただきます。ともに企業と従業員、関係者の安全を守りましょう。
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