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備蓄食料の目安はどれくらい?乳幼児・高齢者に必要な食料も解説

備蓄食

緊急事態が発生して避難先で過ごさなければならない時のために、備蓄食料を準備しておく必要があります。

しかし、実際にどれくらいの量が必要か、要配慮者に必要なものは何かなど、気になることが多いでしょう。

この記事では、備蓄食料の目安や内容についてご紹介します。

備蓄食料はどんなものを準備するべき?

非常時に備えて、どんな食料を準備しておけば良いかを知っておくことは大切です。

災害時には食事を通じて少しでも安心感を得られるよう、栄養バランスや食べやすさ、美味しさを考えた備蓄をしましょう。

飲料水や主食、缶詰やレトルト食品など、保存期間が長く、調理の手間がかからないものを中心にそろえておくと、いざという時も心強いですね。

ここでは、どんな備蓄食料を準備しておくべきかをご紹介します。

飲料水

備蓄の中で最も重要なのが飲料水です。

人は水なしでは生きられませんが、災害時には水の確保が困難になることもあります。

十分な量を用意しておくことが大切です。

一般的に1人あたり1日3リットル程度が目安とされ、最低でも3日分、可能であれば1週間分を確保すると安心です。

飲料水は日持ちがするものを選び、保存期限を確認しながらローテーションして使うと無駄がありません。

飲むだけでなく、軽い洗い物や調理にも使えるように、少し余裕を持って備えておくと安心です。

スペースが限られている場合は、小分けされたボトルやパックタイプの水もあると便利です。

主食

災害時も栄養をしっかり摂るために、主食はエネルギー源として欠かせません。

インスタント麺やアルファ米、パンの缶詰など、調理が簡単で長期保存できるものを中心に備えておくと良いでしょう。

アルファ米は、お湯がなくても水で戻すことができるので、限られた環境でも役立ちます。

また、普段から食べ慣れているものを選ぶことで、非常時のストレスが軽減されます。

お子さんがいるご家庭では、家族の好みに合わせた主食を備えておくことで、避難生活でも少しでもリラックスした食事時間が過ごせるでしょう。

缶詰

缶詰は長期間保存でき、調理せずにそのまま食べられるため、備蓄食としてとても優れています。

栄養価が高いツナ缶やサバ缶、簡単に食べられる果物の缶詰は、栄養補給と同時に気分を上げる一品としても使えます。

たんぱく質が含まれる肉や豆の缶詰も備蓄しておくと、バランスよく栄養を摂取できるでしょう。

災害時には、保存状態や開けやすさも重要なので、プルタブ付きの缶詰を選ぶと便利です。

また、使いやすい小分けの缶詰を用意すると無駄が出にくく、衛生的です。

レトルト食品・フリーズドライ

レトルト食品やフリーズドライ食品も、備蓄には欠かせません。

おかゆやスープ、カレーなどバリエーション豊かなレトルト食品は、温めるだけで食べられるので非常時にも重宝します。

フリーズドライ食品は、軽量で持ち運びやすく、保存性も高いため、収納スペースが限られている場合にもおすすめです。

スープや味噌汁、炊き込みご飯など、好みに合わせて種類を揃えることで、飽きずに食事が続けられます。

非常時には少しでもリラックスした気持ちで食事ができるよう、普段から食べ慣れたものを取り入れておくと良いでしょう。

お菓子

備蓄食料として意外に役立つのがお菓子です。

甘いものやスナック菓子は、手軽にエネルギー補給ができるだけでなく、非常時のストレスを和らげる効果も期待できます。

チョコレートやクッキー、クラッカーなど、手軽に食べられるお菓子は小腹を満たしてくれる心強い味方です。

また、栄養補助食品のようなバータイプのお菓子も備えておくと、軽食としても活用できるため便利です。

災害時は心の余裕を保つことも大切なので、好きなものや気分が上がるお菓子も上手に取り入れて心のリフレッシュを図りましょう。

冷凍食品

冷凍食品も備蓄におすすめです。

冷凍野菜や冷凍のご飯、肉などを備えておくと、災害時にも栄養バランスが取りやすくなります。

ただし、冷凍食品は停電などの影響で使用が制限される可能性があるため、冷凍庫に収まる程度の備蓄量にして、補助的な役割とするのが良いでしょう。

普段の食生活で使いながら、少し多めにストックしておくことで、計画的に備蓄ができます。

停電のリスクがある場合には、できるだけ早く使うことを心がけると無駄を減らすことができます。

調味料

調味料は、備蓄食に味わいを加え、食事を楽しむために必要です。

塩や砂糖、醤油などの基本的な調味料のほか、カレールーや固形だしなどもあると、限られた食材でもバリエーション豊かな味付けが楽しめます。

非常時でも、いつもの食事に少しでも近づけることで安心感が生まれ、家族みんながホッとした気持ちになれるはずです。

また、調味料は少量で味を引き立ててくれるため、非常時でも少ない食材で満足感のある食事を摂ることができます。

使いやすい小さなボトルに小分けしておくと便利です。

備蓄食料の目安はどれくらい?

備蓄する量は、必要な日数を目安に決めると計画が立てやすくなります。

災害時のライフラインが復旧するまでの間、少しずつエネルギーを補給できるよう、主食やおかず、水分をバランスよく用意することがポイントです。

ここでは、備蓄食料の目安をご紹介します。

3日〜一週間程度の量を準備する

備蓄食料の準備は、3日〜一週間分を目安に準備するのが理想です。

災害時は、ライフラインの復旧に数日以上かかることが多く、最初の3日間は自分たちで食べ物や飲み水を確保する必要があります。

一週間分の備蓄があれば、避難所に行くことが難しい場合や、支援物資の到着が遅れたときにも安心です。

例:大人2人分の一週間の目安

大人2人の備蓄例として、まず必要なのが飲料水です。

1人あたり1日3リットルが目安なので、2人分で1週間では合計42リットルになります。

さらに、主食としてはお米やパンの缶詰、アルファ米などを確保し、手軽に栄養が取れる缶詰やレトルト食品もあると便利です。

調理が難しい場合に備えて、インスタント食品やお菓子など、すぐに食べられるものも加えておきましょう。

お米やレトルト食品は、日常生活で使いながら備蓄に回すと、無理なく取り入れられますよ。

農林水産省が目安を公開しているため、ぜひこちらもチェックしてみてください。

「災害時に備えた食品ストックガイド」

要配慮者に必要な備蓄食料

乳幼児や高齢者といった要配慮者がいる場合には、それぞれに合わせた備蓄が必要です。

乳幼児にはミルクや離乳食、高齢者には噛みやすく消化しやすいものなど、体調や食べやすさに配慮した食料を準備しましょう。

普段と変わらない食事ができることで、避難生活のストレスも少し和らぐはずです。

ここからは、要配慮者に必要な備蓄食料をご紹介します。

乳幼児

乳幼児の備蓄食料は、年齢に合わせて特に慎重に選びたいものです。

例えば、ミルクが必要な場合には粉ミルクや液体ミルクのほか、哺乳瓶の使い捨てタイプもあると安心です。

離乳食が必要なら、パウチや缶詰のものを備えておくと便利で、少しずつ進められるように複数の種類を用意すると良いでしょう。

また、赤ちゃん用の水やお湯も重要です。

乳幼児は水分不足になりやすいため、飲み慣れている水も忘れずに。

具体的な備蓄については農林水産省のホームページもチェックしてみてくださいね。

乳幼児の備え

高齢者

高齢者の備蓄食料は、消化しやすく食べやすいものを中心に選ぶと良いでしょう。

例えば、噛みやすいおかゆやスープ、やわらかい缶詰などがおすすめです。

また、持病で制限がある方もいるので、塩分や糖分の少ない食品を選んでおくと、災害時でも健康を保ちやすくなります。

さらに、水分補給が必要な時のために、水以外に飲みやすいゼリー飲料などがあると便利です。

普段の食事に近い内容のものを備えておくと、非常時でも少しでもリラックスして過ごせます。

こちらも、農林水産省のホームページをご確認ください。

高齢者の備え

備蓄食料でお悩みの方は日本BCP株式会社にご相談ください

この記事では、備蓄食料の目安についてご紹介しました。

災害などで避難先で過ごすことになると、不安や心配な気持ちでいっぱいになるでしょう。

そんな時に、ホッと一息つけるのが、食事です。

そのため、備蓄食料を十分な量と充実した内容になるように工夫しておくことが大切です。

もし現在、備蓄食料でお悩みの方は、日本BCP株式会社にご相談ください。

適切な量を知って備えておくことで、もしもの時に役に立ちます。

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